麻雀には基本的なルールは存在しますが、地域や雀荘、友達と遊ぶときなどに若干異なります。
DORA麻雀で打つ場合も同じで、「え?」と思うようなルールがあるんですね(笑)
今回の記事では、知らなかった・・と損する前に確認しておきたいDORA麻雀のルールを紹介します。

DORA麻雀は保留金を賭けて勝負する【重要】
通常の賭け麻雀では、1,000点100円(テンピン)といったように持ち点を現金に換えて勝負しますよね。
ですが、DORA麻雀では「保留金」を先に支払うことで勝負がスタートします。
メモ
上記の卓の場合「$16」が保留金で、最大獲得金額が上限の勝利金。
左の$8はウマの金額。
保留金の詳細、1,000点あたりの金額計算、レートなどの内容を知りたい人は以下記事をご覧ください。
メリットは「最大負ける金額=保留金」となってるため、払った保留金以上に現金を失うリスクがないこと。
デメリットは、どれだけ点棒を増やしても最大勝利金の上限が定められているので、例えば親のダブル役満で全員から点棒を奪っても受け取る金額は最大勝利金までとなります。
DORA麻雀の基本ルール
次はDORA麻雀の基本的なルールです。
ごく一般的な麻雀のルールとそこまで変わりありません。
※時間が無い人は以下の表を参照
役の計算 | 符計算 |
東風と半荘 | 卓ごとに違うが選べる |
オカ(トップ賞) | 無し |
四風連打 | 有り |
四槓流し | 有り |
四人リーチ流局 | 有り(3人麻雀は無し) |
ダブロン・トリプルロン | 無し(頭ハネ) |
喰いタン・後付け | 有り有り |
喰い替え | 有り |
赤ドラ | 有り(花牌は無し) |
形式テンパイ | 有り |
ヤキトリ | 無し |
符計算を採用
DORA麻雀は符計算を採用してます。
簡単に計算できる指折りではないため、分からない人もいるかもしれませんが自動で計算してくれます。
東風と半荘の卓が選べる
卓は東風と半荘と好きなほうを選べます。
※1局のみは現在不可。
時間が無いときは東風、じっくり楽しみたいなら半荘って感じですかね。
ただし、DORA麻雀で人気が高いのは三人麻雀の東風です。
オカ(トップ賞)無し
3人麻雀 | 4人麻雀 | |
持ち点(スタート時) | 35,000点 | 25,000点 |
返し(オカ) | 無し | 無し |
オカとは?
オカとは基準点と返しによるトップ賞のこと。
一般的には四人麻雀のとき、25,000点でスタートし30,000点返し。
誤差の5,000点はトップ賞として、1位のプレイヤーが受け取れます。(2位~4位の合計15,000点)
ただしオカがある場合には、トップが返しの30,000点に達しない限りゲームは永遠に続きます(笑)
DORA麻雀ではオカ(トップ賞)がありません。
スタート時の点棒こそ決まってますが、トップが1,000点でもいいから他プレイヤーより上回ってオーラスが終わり次第ゲーム終了です。
つまりオカが無いDORA麻雀では、基準点はぶっちゃけどうでもいい(笑)
トップ賞が無いDORA麻雀ですが、全ての卓でウマが採用されるため、点数よりも重要になるのが順位と言えます。
四風連打流し有り
全員の最初の捨て牌が、同じ風牌だった場合に流局する四風連打。
一般的なルールと同じく、途中で鳴き(ポン)が入った場合は対象外。
また、四風連打の後の親は流れません。
四槓流し有り
二人以上の槓(カン)が4回出現した場合に流局する四槓流し。
よっぽど起きませんが、発生した場合は流局です。
四人リーチ流局有り
卓の全員がリーチをかける四人リーチ。
三人麻雀では流れませんが、四人麻雀の場合は流局となります。
ダブロン・トリプルロン無し(頭ハネ)
ダブロンとトリプルロンは無く、頭ハネを採用しています。
一般的にはトリプルロンだと流局のルールを採用してる雀荘は多いですが、DORA麻雀は頭ハネだから必然的に発生しません。
喰いタン後付け有り
早上がりに最も最適な、喰いタン(鳴いたタンヤオ)と後付けは問題ありません。
役が無い状態でも白と中でジャボ待ちしてあがるとか、1回鳴いたあとに風牌を鳴いて役をつけてもOKです。
喰い替え有り
上家が赤ドラを捨てたとき、同じ牌と鳴き替えしてもOKです。
四人麻雀の喰いタン後や、安牌を捨てたいとき、ドラ(赤ドラ含む)に変えたいときに有効。
本来は鳴く必要が無い喰い変えを採用してる雀荘は少ないですが、DORA麻雀では問題ありません。
ただし、三人麻雀ではチーができないので注意!
赤ドラ有り
DORA麻雀は三人麻雀でも四人麻雀でも、赤ドラは入った状態になります。
赤5筒 | 赤5索 | 赤5萬 | |
3人麻雀 | 2牌 | 1牌 | 無し |
4人麻雀 | 2牌 | 1牌 | 1牌 |
ただし、三人麻雀では萬子を抜いてるため赤ドラ無し。
花牌はありません。
形式テンパイ有り
DORA麻雀は形式テンパイOKです。
役が無い状態でいいからテンパイ状態を維持して流局することにより、ノーテン罰符から逃れられます。
ヤキトリ無し
DORA麻雀ではヤキトリという最も不名誉な罰金はありません(笑)
そもそもDORA麻雀では保留金以上の負けが発生しないので、ヤキトリはあってもなくても大きく変わらないでしょうね。
ハコ下無し(ハコテン・ドボン・飛び)
DORA麻雀ではハコ下ルールとなってます。
誰か1人でも点棒が底をついた時点で終了です。
DORA麻雀独自のハウスルール
次はDORA麻雀が独自に採用してるハウスルールを紹介します。
一般的には採用してることが多いですが、DORA麻雀には当てはまらないので注意してください。
※時間が無い人は以下参照
ウマ | 全ての卓で有り |
流し満貫 | 無し |
レンホー(人和) | 無し |
九種九牌 | 無し |
チョンボ | 無し(発生しない) |
オーラス時の親あがり(親トップ時) | 終了しない |
全ての卓でウマ有り
三人麻雀と四人麻雀、東風と半荘全ての卓においてウマ有りで行われます。
- 三人麻雀なら3位→1位
- 四人麻雀なら4位→1位/3位→2位
というルールです。
四人麻雀の場合、3位→2位に払う金額は4位→1位の半額。
ウマの金額は卓の詳細に表記してあります。
流し満貫無し
1・9・字牌のみの捨て牌で流局する流し満貫。
DORA麻雀では採用されていないため、頑張って捨て続けても貰えません(汗)
レンホー(人和)無し
1巡目の捨て牌でロンをするレンホーですが、悲しいことにDORA麻雀では役満となりません・・。
もし役が無い状態だとあがれないため、ダブルリーチするか高い役に作り替えるかどちらかです。
九種九牌無し
1・9・字牌が9種類&9牌ある状態なら流局できる九種九牌。
DORA麻雀では流せないため、国士無双を狙うかホンイツやチャンタなどに組み替えるのがオススメです。
チョンボは発生しない
DORA麻雀は全て自動配牌&自動ツモです。
オートあがり機能をオンにしてても、テンパイしてない、フリテン、役無しだとあがれないため、絶対にチョンボは起こらないのです。
オーラス時の親あがりと流局は強制継続
DORA麻雀の最もネックとなるルールですが、
- オーラスで親があがったとき(親がトップでも)
- オーラスで流局したとき(親がノーテンでも)
対局は終了せず継続します。
つまり、例えば自分がオーラス親でトップだとしましょう。
自分があがっても続くため1位をキープしたいなら、誰かに自分の点棒を上回らないようツモかロンをしてもらうしかないのです(汗)
DORA麻雀の三人麻雀(サンマー)専用ルール
次はDORA麻雀で人気がある三人麻雀専用ルールを説明します。
先ほど説明した基本ルールとは若干異なるため注意してください。
※時間が無い人は以下の表参照。
北抜き | 有り |
チー | 無し(ポンのみ) |
ツモ損 | 有り |
萬子牌 | 1・9のみ |
3人リーチ流局 | 無し |
北抜き有り
DORA麻雀では、字牌の「北」は抜くことでドラの扱いになります。
春夏秋冬が描かれた「花牌」とほとんど同じですが、ドラとして抜かずに手役の牌にも活用できます。
ただし、手役に活用してる場合はドラの扱いになりません。
自分が北抜きしてない状態で北待ちのテンパイだった場合、他プレイヤーが北抜きすればチャンカンロンが可能。
北抜きした後の牌でツモればリンシャン(嶺上開花)がつきます。
北抜きは鳴きでは無いためリーチ可能。
チー無し
三人麻雀では鳴きのチーはできません。
鳴くならポンだけです。
ツモ損
三人麻雀で注意すべきは、ツモ損というルールです。
ツモをすることで損をする・・という意味ですね。
例えば自分が親で役満をツモれば48,000点(子3人から各18,000点)ですが、三人麻雀でツモると32,000点になります。
理由は子が1人いないためです。
ただし、親役満をロンした場合は48,000点受け取れます。
萬子は1・9のみ
DORA麻雀でサンマーをするときは、萬子の2~8を抜いたルールになります。
よって、清一色(チンイツ)や混一色(ホンイツ)を作りやすいため、四人麻雀よりも場が荒れやすいですね。
ドラ表示が1萬なら9萬がドラ。9萬なら1萬がドラです。
3人リーチによる流局無し
四人麻雀では全員がリーチした時点で流局しますが、サンマーでは採用されてないため続行します。
3人ともリーチした状態になれば、あとは運が強い人が勝つ・・って感じですね(笑)